第6回「いたばし起業塾」受講者募集概要

 

起業家、起業希望者向けに開講中のいたばし起業塾。第6回目の今回は、これまでの講演スタイルとは異なり、経営学(ベンチャー論)の専門家によるケースディスカッション(実際の事例を用いた参加者全員による討議)を行います。今回に限り、お申込後配布される資料を事前に熟読のうえ、ご参加頂くことがお申込の条件となります。

講師には、明星大学の新藤晴臣助教授をお招きいたします。新藤助教授はベンチャー論における新進気鋭の学者で、三和総研(現UFJ総研)を皮切りに、光通信、ソフトバンク、USEN等で経営企画業務に従事され、今年度より明星大学の助教授に就任されています。

 

日時

11月15日(水)18時~20時

講師

明星大学助教授 新藤晴臣氏

対象

起業を検討されている方、起業に興味のある方、会社経営者(個人事業を含む)、起業関連のビジネスに従事されている方 (事前配布資料を熟読の上、ご参加ください)

定員

35人  ※定員を超えた場合は抽選

費用

1000円  ※懇親会に参加される方は、別途実費がかかります

申込み・問合せ

11月1日(水)まで(今回は締切が早まっていますのでご注意ください)。
企業活性化センターにある申込書に必要事項を記入のうえ、直接またはFAX・Eメールで企業活性化センターまでお送りください。
FAX   5914-3187電話5914-3145
Eメール kigyoujyuku@itabashi-kigyou.jp
      ※スパム対策のため「@」を大文字で掲載いたしております。
Web   http://www.itabashi-kigyou.jp/
※問い合わせは、月曜~金曜の9時~17時(祝日を除く)

第6回「いたばし起業塾」レポート

前回に引き続き、ケースディスカッション形式を用いた第6回起業塾。

新藤晴臣氏に講師を務めていただいた。

 

明星大学助教授 新藤晴臣氏

新藤助教授はベンチャー論を専門とるす新進気鋭の学者で、三和総研(現UFJ総研)を皮切りに、光通信、ソフトバンク、USEN等で経営企画業務に従事され、今年度より明星大学の助教授に就任されています。

今回に限り、お申込後配布される資料を事前に熟読のうえ、ご参加頂くことがお申込の条件となっていました。
配布した事前資料の内容は、ソフトウェア開発会社に勤める業界でも名の知れる実力を持った技術者が会社の経営方針、上司の折り合い、自己実現に悩む姿が書かれていました。

このケースを使って、参会者全員でこの技術者はどうすべきであるかを討論していただきました。

1. 独立

2. 残留

3. 転職
この三つが大きな選択肢となり、それぞれのメリット・デメリットをホワイトボードに明確化していきました。

 

ご発言いただく内容は独立する視点からのアプローチに集中しており、講師の新藤氏も「起業家・起業志望の方のセミナーは違いますね」と驚いていました。

大きな問題点となったのは、技術畑で仕事をしてきたこの技術者の経営能力の有無。

・ 資金調達(起業、開発資金、人件費)

・ 営業能力→事業部別スタッフ集め

・ 前会社との関係性(子会社化、正規提携、決別)

・ 前会社製品との権利問題

このようなリスクを抱え独立するべきなのか。会社に残り、チャンスがくるのを待つべきか。
業界で名が知られているのを利用し、事業コンセプトの合った会社に転職するか。

盛り上がる討論は新藤氏が盲点を指摘しながら、題材となるケースの情報を共有しながら進みました。

事前資料には二つのケースが用意されていたのですが、一つ目の議題で予定時刻オーバーしてしまうほど、密度の濃い内容となりました。時間が足りず討論に入れなかった二つ目のケースも是非いたばし起業塾で!との皆様のお声にお応えし、年が明けてからもう一度新藤氏をお招きすることになりました。

今回ご参加いただけていなくても事前に資料をお送りしますので、ケース2の回からでも気軽にお申し込みください。

 

普段、大学でベンチャー論を専門とし教壇に立っておられる新藤氏は進行がとてもスムーズで、大学のゼミに参加しているような感触でした。でも、大学ゼミにしては参加者の方たちの質が良過ぎますね。私には気付くことのできない実践している方ならではの意見が出るたびに「そっか!」っと思わず言ってしまいそうになりました。

 

懇談会には過去最高の人数が集まり、今回が起業塾初参加の方と毎回参加いただいている方との情報交換の場となっているようでした。